危険物取扱者の乙四を勉強するにあたって覚えるべき公式は2つだけです。
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危険物取扱者(乙四)の計算問題
乙4試験では35問出題されますが、1~2問程度が計算問題になります。
計算問題も複雑な計算式を必要とせず、公式を覚えることで解答することが可能です。
出題例になりますが、実際の試験で以下のような問題が出題されます。
出題例
ある液体100gの温度が20℃のとき、その液体に10.5kJの熱量を与えた。液体の温度は何℃になるのか。
ただし、この液体の比熱は4.2J/(g・K)とする。
① 25℃ ②30℃ ③35℃ ④45℃ ⑤50℃
解答: ④ 45℃
解説: 熱量(J)=物質の比熱 × 物質の質量 × 変化した温度
10500(J) =4.2J/(g・K) ×100g ×変化した温度
変化した温度 = 10500 / (4.2 × 100)
= 23.8
液体の温度(上昇後) = 液体温度(上昇前) + 変化した温度
= 20℃ + 23.8℃
= 約 45℃
危険物取扱者(乙四)の覚えるべき公式
名称 | 公式 | 公式 | 変数 |
$$比熱の公式$$ | $$Q=mcT$$ | $$熱量 = 重さ×比熱×温度差$$ | Q:熱量[J] m:重さ[g] c:比熱[J/(g/K)] T:温度差【K】 |
$$体膨張率$$ | $$V = \beta VoT$$ | $$ 増えた体積= 体膨張率 × 元の体積 × 温度差$$ | $$V: 増えた体積[L]$$ $$\beta:体膨張率[L/(L・K)]$$ $$Vo:体積[L]$$ $$T:温度差[K]$$ |
以下、2点については計算問題は出題されませんが、公式だけは覚えておきましょう。
名称 | 公式 | 公式 | 変数 |
$$熱容量$$ | $$C=mc$$ | $$熱容量 = 物質の質量×物質の比熱$$ | $$C:熱容量[J/K]$$ $$m:物質の質量[g]$$ $$c: 物質の比熱[J/(g/K)]$$ |
$$比重$$ | $$比重 = \frac{物質の質量}{同じ体積の4℃の水の質量}$$ | $$比重[単位なし]$$ |