- 二級ボイラー技士が難化していない理由
- 二級ボイラー技士の実際の難易度について解説
二級ボイラー技士は難化していると言われていますが、実際の難易度について気になりませんか?
実は、二級ボイラー技士は年間の合格率は変わっておらず、難化していません。
ただし、二級ボイラー技士は難化していませんが、間違った勉強法を続けると合格することができない資格です。
そのため、二級ボイラー技士の実際の難易度について、正しく理解して勉強を進めることが重要です。
この記事では、二級ボイラー技士が難化していない理由と、実際の難易度について解説します。
まだ、参考書を購入されていない場合は、比較検討しやすいようにユーキャン通信講座の資料を取り寄せておくことがおすすめです。
ぜひ、参考にして下さい。
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二級ボイラー技士は難化傾向なのか?
- 二級ボイラー技士の合格率が変わっていない
- 二級ボイラー技士の勉強時間は変わっていない
- 基本的な勉強方法は変わっていない
結論になりますが、二級ボイラー技士は難化していません。
その証拠に、二級ボイラー技士の合格率は変わっておりません。
今でも一般的に言われている勉強時間(100時間)で合格することが可能です。
二級ボイラー技士の合格率が変わっていない
二級ボイラー技士の合格率は、平均54.6%です。
受験者数と合格者数は以下の通りです。
受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | |
---|---|---|---|
2021年度 | 24,260人 | 12,953人 | 53.4% |
2020年度 | 16,098人 | 9,400人 | 58.4% |
2019年度 | 25,192人 | 12,803人 | 50.8% |
2018年度 | 25,601人 | 14,297人 | 55.8% |
近年、難化傾向と言われていますが、合格率の変化はそれほどありません。
また、二級ボイラー技士は実務経験を必要とすることから、筆記試験の難易度はそれほど重視しておらず、実務重視の試験と言えるでしょう。
二級ボイラー技士の勉強時間
一般的に二級ボイラー技士は、100時間程度の勉強することで合格することが可能です。
ただし、実務経験や資格勉強に慣れている方は、50時間程度でも合格することができます。
二級ボイラー技士の勉強を始める際は、最高でも100時間を目安に勉強を始めることがおすすめです。
実務経験なし | 実務経験あり | 資格勉強に慣れている | |
---|---|---|---|
勉強時間 | |||
おすすめ参考書 | ユーキャン通信講座 | 一般書籍 | ユーキャン通信講座 / 一般書籍 |
基本的には過去問題から出題される
二級ボイラー技士の試験問題は基本時に過去問題から出題されます。
この傾向は、昔から変わっておらず、今でも過去問題と類似した問題が出題されます。
そのため、試験問題が難化しているとは言い切れません。
難しいと言われる理由
- 免状取得には実務経験が必要であること
- 暗記項目が多いため、思っていたよりも難しい
免状取得には実務経験が必要のため、取得が難しい(面倒)
二級ボイラー技士が難しい理由は、免状取得に実務経験が必要なためです。
そのため、二級ボイラー技士は他の資格と比較して、取得の難易度が高いです。
取得までの主な流れは、以下の通りです。
実務経験は、筆記試験が合格後でも可能です。
具体的な流れは他の記事でも掲載しているため、ぜひ確認して下さい。
暗記項目が多いため、思っていたよりも難しい
試験科目 | 難易度 | 問題数 | 合格基準 |
---|---|---|---|
ボイラーの構造 | 10問 | 4問以上(合計24問以上) | |
ボイラーの取扱 | 10問 | 4問以上(合計24問以上) | |
燃料及び燃焼 | 10問 | 4問以上(合計24問以上) | |
関係法令 | 10問 | 4問以上(合計24問以上) |
二級ボイラー技士は「簡単」と言われていますが、暗記項目が多いため思ったよりも難しい資格です。
最も難しい科目は「関係法令」です。
「関係法令」では、計算問題が出題されないことや、過去問のまま出題される問題が少ないです。
そのため、「関係法令」は過去問を解く際も、深く理解しながら勉強を進めることが重要です。
最も簡単な科目は「燃料及び燃焼」です。
「燃料及び燃焼」は、中学レベルの化学知識があればスムーズに勉強を進めることができます。
一方で、中学レベルの化学知識に自信がない方は、勉強時間を多めに確保しましょう。
二級ボイラー技士は計算問題が少ないため、多くのことを暗記する必要があります。
二級ボイラー技士は4科目ありますが、特に「関係法令」は暗記項目が多いです。
二級ボイラー技士は実際「それほど難しくない」
危険物取扱者(乙4)よりも「少し難しい」レベル
二級ボイラー技士は、危険物(乙4)よりも「少し難しい」または「同等」レベルです。
危険物同様に計算問題よりも暗記項目が多い資格です。
そのため、危険物(乙4)を受験したことがある方は、同レベルの資格だと認識しましょう。
第二種電気工事士よりも「少し簡単」「同等」レベル
二級ボイラー技士は、第二種電気工事士よりも「少し簡単」な資格です。
筆記試験だけの比較になりますが、第二種電気工事士は計算問題が多いです。
計算問題が得意な方は、第二種電気工事士の方が簡単と思うかもしれません。
まとめ
今回は二級ボイラー技士の難易度についてお伝えしました。
二級ボイラー技士は難化していると言われていますが、難化していません。
年間の合格率の変化はなく、勉強方法や勉強時間も変わっていません。
二級ボイラー技士は「難化」していませんが、試験対策はしっかりする必要があります。
おすすめの参考は別記事でも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。