※本ブログには商品プロモーション・広告を含みます。

【失敗する人の特徴】電験三種で科目別合格を狙うパターン |学習する組み合わせ | 勉強する順番

第三種電気主任技術者は難関資格であるため、科目合格制度を利用して無理なく勉強を進めたいですよね?

合格者の立場から助言させていただくと、電験三種は各科目の出題問題が重複しているため、4科目同時受験が最もおすすめです。

科目合格制度を利用することによって、逆に合格率が低下する可能性があります。

私は間違った受験計画を立てたために、5年の歳月をかけて合格することができました。

今回は長い歳月をかけて合格した私の経験をもとに、科目合格制度を利用した場合、合格率が落ちる理由と、科目合格を狙う際の科目の組み合わせについてお伝えします。

この記事を読むことで、セットで勉強するべき科目を理解することができます。

これから電験三種を受験する方は、必見の内容となりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

科目別合格制度とは?
4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。

科目合格制度を利用した場合、合格率が低下する理由

一見、科目別合格制度を利用することで効率的に勉強できるように思えますが、同時に勉強する科目によっては合格率が低下している可能性がります。

電験三種は各科目とも出題される問題が重複しているため、勉強している科目以外も理解していなければ合格することができません。

各科目の重複しているイメージ図は以下のとおりになっています。

法規」を合格するために、「法規」の参考書を重点的に取り組んだとしても、実際には「理論」の問題も出題されます。

法規」の参考書だけを取り組んでも合格することができません。

例年の出題問題を確認しても、「法規」以外からも問題が出題されています。

科目合格を目指して勉強している人は、回答できない問題があるため、85点満点のテストにのぞんでいるようなものです。

85点満点のテストを60点以上獲得しなければならないため、合格することができません。

4科目同時受験であれば、100点中60点獲得すればよいので、科目合格を目指している受験者よりも有利に試験を進めることができます。

基本的には合格率を上げるためには、4科目を同時受験することがおすすめです。

科目合格を狙うパターン

科目合格を目指すことが不利だと理解したうえで、それでも科目合格を目指す場合は、以下の科目をセットで学習することがおすすめです。

1年目

「理論」 & 「法規」

2年目

「電力」&「機械」&「一年目に不合格となった科目」

1年目|「理論」&「法規」

電験三種の基礎的な科目は、「理論」となります。

一年目は、まずは「理論」に取り組み、電気工学の基礎を理解するようにしましょう。

セットで勉強する科目は、「法規」になります。

法規」を同時に勉強する意味としては、大きく2つあります。

一つ目に、「法規」は出題される問題が予想しにくく、「」任せの傾向があります。

計算問題が少ないため、初めて見る問題も多く勘で回答することが多くなります。

そのため、一年目のタイミングで受験し、不合格になったとしても2年目に受験することができるため、」任せの科目は受験回数を多く取れるようにしましょう。

二つ目に、「法規」の問題には「理論」の計算問題が出題されます。

理論」の勉強を同時並行で進めなければ回答することができないため、正答率を少しでもあげられるように「理論」とセットで受験するようにしましょう。

2年目|「電力」&「機械」&「一年目に不合格となった科目」

2年目は、「一年目に不合格となった科目」「電力」、「機械」を取り組むようにしましょう。

電力」と「機械」は、暗記すべき項目が少なく計算問題が多い傾向です。

時間をかけて多くの問題に取り組み2年目で電験三種を合格できるようにしましょう。

まとめ

今回は合格者の立場から、科目合格を狙う難しさと、科目合格を狙う際の勉強するパターンをお伝えさせていただきました。

電験三種は各科目の出題問題が重複しているため、科目合格を狙う場合、不利になる可能性があります。

仮に10問出題された場合、1問や2問は別科目の出題範囲になるため、正答率を上げることが難しく、4科目同時受験が最もおすすめです。

科目合格を目指すことが不利だと理解したうえで、どうしても4科目同時受験できない場合は以下のパターンで受験することがおすすめです。

年度受験科目
1年目理論、法規
2年目電力、機械、一年目の不合格科目

4科目の中で最も注意しなければならないのが、法規です。

法規は暗記するだけと、軽視けいしされがちですが、大きな間違いです。

計算問題は理論の学習範囲から出題され、法令の問題も例年異なる問題が出題されるため、「」任せになる可能性があります。

もっとも難しい科目になるため、一年目から受験するようにしましょう。

今回は5年の歳月をかけて合格した私の経験をもとにお伝えさせていただきました。

科目合格制度は救済処置である一方で、学習する組み合わせによって不合格になる確率が上がるため気をつける必要があります。

電験三種はどんなに辛くても4科目同時受験がおすすめとなります。

本サイトでは、電験三種を受験する方を対象に有益な情報を発信しているため、ぜひ他の記事も参考にしてください。

おすすめの記事

【電験三種】合格者がおすすめする通信講座6選|利用した感想(口コミ) 【電験三種】合格者がおすすめする参考書5選(科目別)|評価・口コミ