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【合格者解説】電験三種は過去問題だけで合格できるか?

今回の記事でわかること
  • 過去問題の取り組む際の注意点
  • 電験三種の有効的な勉強方法

電験三種を勉強する際に、過去問題対策だけで合格できるのか気になりますよね。

結論になりますが、過去問題だけでは合格することはできません。

電験三種は、試験問題の傾向を正しく理解して勉強しなければ、無駄な時間を過ごすことになります。

私も、試験問題の特徴を理解しなかったがゆえに、4回も不合格になりました。

今回は、電験三種合格者の私が、過去問題を重点的に取り組み失敗した理由を解説します。

私と同じ失敗を繰り返さないように、これから電験三種は受験する方は参考にしてください。

また、これから参考書を購入する場合は、比較検討しやすいようにユーキャン通信講座を事前に資料請求しておくことがおすすめです。

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電験三種は過去問題だけで合格できるのか?

結論になりますが、電験三種は過去問題を中心に取り組んでも合格することができません

電験三種の問題は、過去問題と同じ問題が出題されないため、過去問題だけを取り組んでも合格することができません。

過去問題や予想問題を重点的に取り組んだ結果、不合格になってことから断言することができます。

もちろん、過去問題を取り組むことは否定はしませんが、 過去問題だけ勉強することで合格することができません。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

過去問を重点的に取り組んだ結果、不合格になりました。

なぜ、過去問題だけでは合格できないのか?(筆者が失敗した経験)

電験三種の問題は、「電気の基礎をしっかり理解しているか?」を問われる問題が出題されます。

つまり、基礎知識がしっかりそなわっていなければくことができず、過去問題対策や曖昧あいまいな知識で受験すると、不合格になります。

もちろん、過去問題を取り組むことは重要であり、自分の知識量を試すために過去問題を解くことは有効な手段になります。

また、繰り返し解くことで、知識が定着し、効率的な勉強法であることも否定しません。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

電験三種は過去問題だけでは合格することができないよ

電験三種の特徴になりますが、出題される問題は基礎問題ではなく、発展問題のみ出題されます。

そのため、発展問題だけを取り組んでも基礎知識が身に付かずに無駄な勉強時間を過ごすことになります。

以下は、電験三種の出題問題のイメージになります。

電気関連の公式や基礎知識が絡み合った発展問題が出題されるため、発展問題である過去問題だけを取り組んでも基礎知識を身に着けることが出来ません。

過去問題の特徴

上図に示すとおり、「公式」や、「基礎知識」の成り立ちや意味を深く理解することは極めて重要です。

他の資格では、公式=過去問題 になっているため、過去問だけを解くことで合格することが出来ます。

しかし、電験三種は発展問題=過去問題 になっているため、過去問題だけでは合格することは難しいです。

私は上図のことを理解せずに、発展問題(過去問題) を中心に勉強したことで、基本問題がおろそかになり、応用力が身に付かずに試験に失敗しました。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

過去問題は発展問題なので、基礎知識がおろそかになる

電験三種の出題問題の傾向は?

電験三種の出題傾向をつかむことは、それほど難しくありませんが、出題問題を正確に予想することはとても難しいです。

筆者も予想問題集で勉強したことがありますが、まったく的中することがなく、無駄な時間を過ごしました。

先ほどの図でも解説したとおり、発展問題公式基礎知識の組み合わせになるため、予想問題を正確に的中させることはとても難しいです。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

出題傾向はあるけど、正確に予想するのは難しい。。。

過去問題10年分やっても意味がない?

ちまたでは、過去問題10年分やることで合格できるなどの情報がありますが、私の経験上、意味がないと断言します。

まったく同じ問題が出題される可能性は低く、変更されそうな箇所を想定することで、意味のある勉強になりますが、多くの受験生には当てはまらないと考えています。

また、多くの受験生は、過去問題10年分をやり通すこと目標になるため、無駄な時間になる可能性があります。

10年分をやり通すことが目標である場合、出題問題を深く理解せず、読み解くこともおろそかになります。

勉強時間を確保できず、試験日がせまることで焦りが生じ、無理やりでも10年分をこなすのは本末転倒ほんまつてんとうです。

これでは、答えを導くまでの基礎知識が浅く、試験に失敗するパターンです。

過去問題10年分を1周やるよりも、過去問題を5年分を2周する方が意味(価値)があります。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

10年分を1周するよりも、5年分を2周する方が効果的♪

私の経験では、過去問題5年分を3週以上することがおすすめです。

当然、過去問題を実施する際は、基礎問題を深く理解している状態が望ましいです。

浅い知識では、過去問題を読み解くことができません。

電験三種を解くための対策は?

結論として、電験三種は過去問よりも基礎問題を繰り返し勉強することがおすすめです。

電験三種は、電気理論の「基礎」をしっかり理解したことにより、解ける問題が多く出題されます。

もう少しかみくだくと、電気理論の公式だけを暗記しても解くことができず、「なぜその公式が成り立つのか」を理解することが需要です。

大切なのは、電気の「基礎」をしっかり勉強することになります。

遠回りかと思われるかもしれませんが、簡単な基礎的な問題を繰り返し勉強することが合格への近道なります。

電験三種の出題される問題は、公式と基礎知識の組み合わせで出題されます。

電気の「基礎」 を理解していれば、多くの問題を簡単に解くことができます。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

基礎問題を理解することで、簡単に発展問題も解くことができるよ♪

勉強する際は基本問題を丁寧に扱っている”これだけシリーズ”の参考書は、本当におすすめの参考書になります。

私はこの参考書で合格したと言っても過言ではありません。

ランキング形式になっていますが、レビュー記事も作成しているため、ぜひ参考にしてください。

過去問題の使い方は?

過去問題は、中間確認最終確認 で活用するのがおすすめです。

電験三種で出題される問題は発展問題にあるため、中途半端な知識量で過去問題に取り組むのは意味がありませんが、中間確認として過去問題に取り組むのは有効的です。

ある程度、知識を蓄えたうえで過去問題に取り組むことで、試験時間を体験することや、実際の試験をイメージすることができます。

中間確認ポイント
  • 試験時間を体験することで、タイムマネジメントが身に付く
  • 実問題に触れることで、試験をイメージしながら基礎問題を勉強することができる

中間確認の目安として、参考書を一周したのちに、過去問題1年分を1回を取り組むようにしましょう。

中間確認では、現状の理解度の確認ではなく、試験をイメージすることが目的です。

点数が低くても、時間がかかっても問題ありません。

中間確認が終わったのちは、参考書を2~3周するようにしましょう。

中間確認として過去問題に取り組むことで、勉強効率が上がります。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

中間確認は、実試験を試すのが目的♪

中間確認と参考書2~3周が終わったのちに、最終確認として過去問題中心に勉強を始めましょう。

過去問題は5年分を3周以上するのが理想です。

また、回数にとらわれずに、間違えた問題を丁寧に克服こくふくすることが重要です。

最終確認で過去問題に取り組むことで、苦手分野が明確になります。

この苦手問題を丁寧ていねい克服こくふくすることで合格ラインに立つことができます。

SHIBUMIYA
SHIBUMIYA

過去問題は、中間確認最終確認で使用するのが効果的♪

まとめ

今回は電験三種合格者が「過去問題対策のみで合格できるのか?」を解説しました。

結論としては、過去問題を中心にした勉強では試験に失敗する可能性が高いです。

電験三種の問題は発展問題が多く出題されるため、過去問を重点的に勉強することで基礎知識がおろそかになるおそれがあります。

発展問題は基本問題の組み合わせになるため、パターンが無数にあり、過去問題対策だけでは不十分です。

遠回りと感じるかもしれませんが、基礎問題を繰り返し勉強することが最短合格することができます。

電験三種は長時間の勉強を必要とするため、不安になるかもしれませんが、基礎問題(簡単な問題)を丁寧に繰り返し解くことで、発展問題も簡単に解くことができます。

発展問題のように「難しい問題を解かなければ合格することができない!!」 は勘違いです。

基礎問題(簡単な問題)を当然のように解くことができれば、発展問題も簡単に解くことができます。

過去問題を取り組むことは、とても重要な勉強になるため否定はしませんが、基礎問題を浅い知識の状態で、過去問題(=発展問題)に取り組むのは危険です。

電験三種のような難しい試験は、基礎的な問題を丁寧に取り組みましょう。

本サイトでは電験三種に関連する情報を発信していますので、ぜひご活用下さい。

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